「あっ、みかんだ。」そう言ってもらえるワイン
一口飲めばパッと口の中がみかんでいっぱいに広がります。度数はしっかり11%前後あるのに果汁がしっかり味わえるので程よく甘く、まろやかな口当たりで幸せな気持ちになります。果汁だけでは味わえない醸造から生まれる味わいのある、みかんの里にしかない、とっておきのフレッシュなワインです。果実の好きな女性にも好評です。
冬に仕込んで春に味わえるワイン
毎年、みかんの収穫シーズン12月になるとワインの仕込みが始まります。みかん農家の方から直接運び込まれたみかん果実を工場内で殺菌、外皮の手剥き、中実をスライスし搾汁しフレッシュジュースにします。タンクに移した果汁に施すのが日本酒酵母です。ワイン酵母よりもまろやかな発酵をする日本酒酵母はみかんらしさを引き立たせてくれるのが特徴です。商品名に“みかんの酒”とついているのはここからきているのです。また、ここからが醸造家の腕の見せ所、発酵度合いを見定め、アルコール度数、糖度、酸度などが適した状態になった時、発酵を止める為に殺菌します。毎年、みかんの出来、発酵の度合いなどからワインの出来は決まってきます。
気品漂う甘さと香り
有田みかんのアイス(氷結)ワインです。みかんの果汁の甘さ、美味しさがギュッと凝縮してできたこのワインはまさに貴族の飲み物。一瓶にみかん約20個分に相当します。一口一口が口の中でしっかり広がり、馴染みの深いみかんの美味しさを再認識することでしょう。
アイス(氷結)ワインとは
果汁を一旦凍らせます。そこから一滴一滴溶けだす甘い蜜のような果汁のみ使用し、発酵させ、ワインにします。フレッシュ果汁からワインに仕上げる為に使用できる果汁の割合は約40%。その中にみかんに含まれる甘みや美味しさが凝縮されている為、発酵し、ワインに仕上がった後も濃厚で極甘な口当たりを作り出すことができるのです。
使用できる果汁も少量なので貴重なのですが、アイス(氷結)ワインに欠かすことのできない、この凍らせた果汁を溶かし取りだす工程に最適な時期があり、秋から冬にかけて、温度が20度を下回った頃にのみ行えるのです。溶け過ぎず、溶けなさ過ぎず、最適な気温が必要なこのワインは一年のこの時期に溶けた分だけの生産になる為、貴重なワインともいえます。
有田市での取組から産まれた 有田みかんのアイスなワイン
有田市望月市長の元、みかんを原料にした、アイスワイン、リキュールの研究・開発を共同開発を行うチームが立ちあげられました。その中で日本ソムリエ協会の高野豊氏をアドバイザーに迎え、有田市で唯一の醸造家であり、また従来よりみかんワインを手掛けてきた花野雅司も参加することとなり、商品化がすすめられました。
そして、平成23年5月にアイス(氷結)ワイン、リキュールが誕生し、試飲発表会が行われました。写真はその時のものです。
発表した商品は、花野食品より、「有田みかんのアイスなワイン」、安雲野ワイナリーより、「姫木花」「薫木花」の3点になりました。
この研究・開発の取り組みの中でこれまでにないワインの製法をみかんワインに取り入れることで、みかんワインの可能性はますます広がり、花野雅司もみかんワインの醸造家として成長することができました。
これから先にもみかんを原料にした商品開発に力を注ぎ、有田市唯一の醸造メーカーとして力を発揮しています。
有田みかんのアイスなワイン 360ml
販売価格(税込): 2,750 円
蜜柑王国 みかんの酒 無濾過
販売価格(税込): 1,485 円
Orangelee オランジュレ 500ml
販売価格(税込): 1,848 円